地球上のあらゆる植物から植物由来の内装空間を提供する株式会社Spacewasp(代表取締役:伊勢崎勇人)は、プレシードラウンドにおいて、株式会社カシワバラ・コーポレーション、NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社、株式会社OKB及び名南M&A株式会社、株式会社日比谷花壇、材惣木材株式会社、後藤木材株式会社、シンニチ工業株式会社、及び、個人投資家を引受先とする 総額5,100 万円のJ-KISS型新株予約権による資金調達を実施したことをお知らせします。
【Spacewaspについて】
現代の建築内装業界は、技能労働者の不足や建設コストの上昇、工期の長期化といった過去50年で最大の課題に直面しており、抜本的な変革が求められています。また、同時に環境対策と資源の持続可能な利用の必要性が世界的に高まっています。
株式会社Spacewaspは、こうした課題に対し、植物廃棄物を原料にした内装素材の開発・製造および、それらを用いた内装空間の提供を行うことで、植物と内装を繋いだサーキュラエコノミーを構築し、これからの新たな建築インフラとなりうる革新的なソリューションを提供することで、業界を変革していきます。
【事業内容】
林業、農業、食品加工業、運輸業など、様々な産業から排出される植物廃棄物から内装空間(内装、家具、建材)を生み出し、ホテル、オフィス、カフェなど内装を必要とする事業者に対して内装空間を提供しています。植物廃棄物の樹脂化から、デザイン提案、プロダクトの製造と専用機械の開発までを内製化してサービスを展開していることが特徴です。
既に本事業に関心を持っていただいている多くの企業様との連携が進んでおります。また、同技術を用いた宇宙建築物の内装空間の開発なども展開中です。
【資金調達の背景と目的】
今回の資金調達は、日本初となる植物由来樹脂による弊社ショールームの内装空間の製作や、サプライチェーンを強化するための製造機器の増産や改良、それらに関連する人材採用を目的として行われました。今後、本ラウンドの投資家の皆様とは、連携を強化していきながら、以下の目的達成に向けてお力添えをいただく予定です。
<目的>
本事業への共感を持ち、世界に挑戦したい仲間の獲得
弊社プロダクトや空間デザインの導入先企業の開拓
自動製造型ファクトリーと販売プラットフォームの開発加速 植物回収から内装空間の提供までのサプライチェーンとビジネスモデルの構築
特に、今後の事業成長を見据えて、人材の募集を強化しております。
Spacewaspの世界観に共感し、熱量を持って、当事者意識で一緒に事業を作っていける優秀な人材を積極的に募集中です。
ご興味のある方は「recruit@spacewasp.net」にお問い合わせください。
【求める人物像】
開発、製造に熱量を持てる方
弊社の事業、カルチャーに共感いただける方
日本発のグローバル企業、事業、組織を「作る側」になりたい方
常に物事をフラットに考え、柔軟な思考を持ち、迅速な対応を心掛けられる方
常に自ら考え、常に相手の立場に立って意見・提案・実行が出来る方
【募集職種】
メカニカルエンジニア(ハードウェア、ソフトウェア)
マテリアルエンジニア
製造・制作・加工技術者
プロダクトデザイナー
応募及びその他採用に関するお問い合わせ:recruit@spacewasp.net
応募の際は、履歴書と職務経歴書を添付し、メールにて送付ください。
【出資者の皆様からのコメント】
株式会社カシワバラ・コーポレーション(JAPAN CON-TECH FUND) 山田浩司氏
「カシワバラ・コーポレーションは内装リノベーション分野でも多くの現場を担当しており、Spacewasp社の3Dプリンターと植物由来素材を内装領域に展開する取組に注目し、投資しました。建設業としてサステナブルな未来にどう貢献するかを日々考える中で、両社の知見をいかし、新しい空間づくりに挑戦できることに、ワクワクしております。」
NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社 インベストメント部 リーダー 太田 匡紀氏
「今回プレシードラウンドのタイミングで出資をさせていただき、Spacewasp社の仲間に加われたことを大変嬉しく思います。昨今、建築資材の高騰や環境に配慮した製品の需要が高まる中、当社のアップサイクル素材を活用しサステナブルな空間を提供できる技術は新たな価値を創出し、これからの社会課題を解決していくと期待しています。
また、代表の伊勢崎さんが岐阜で事業をスタートされたタイミングから接点を持たせていただき、当エリアの地域金融機関として事業連携もご一緒できることはワクワクしかありません!今後も、十六フィナンシャルグループの持つリソースを最大限に活用し、Spacewasp社の更なる事業成長を全力でサポートしてまいります。」
株式会社OKBキャピタル ベンチャー投資チームアソシエイト 大橋怜史氏
「今後ますます重要視される循環型社会において、「植物性廃棄物由来の素材×3Dプリンター」というこれまでにない掛け合わせに大きく成長する可能性を感じ、中部エリアをメインに企業経営を総合的にサポートする専門化集団「名南コンサルティングネットワーク」の 名南М&Aとともに運営する「OKB4S循環ファンド」より投資を行いました。
今回の投資により、岐阜発のスタートアップであるSpacewaspへのご支援を一段と加速してまいります。」
株式会社日比谷花壇 代表取締役社長 宮島浩彰氏
「Spacewasp社の植物廃材等を活用した空間構成資器材の企画・デザイン・製造などDXとSXを組み合わせたビジネスモデルは、弊社のサステナブルへの取り組み、空間装飾や室内外環境緑化、地域の賑わい創出の事業展開などと関わりが深く、また大きな付加価値に繋がると考えています。ともにビジネスパートナーとして成長できるものと期待しています」
材惣木材株式会社 専務取締役 鈴木興太郎氏
「弊社はSDGsを推進している木材の総合企業として住宅建築市場に木材を提供し、事業を通じてサステナブルな社会の実現に向け取り組んでおります。
植物由来の建材・家具・インテリアは木材と同様、脱炭素社会の実現に貢献できる商品であり、弊社のメインマーケットである住宅建築市場に提供できると考え出資させていただきました。
Spacewasp様のアップサイクル商品の普及が、サステナブルな社会の構築に繋がることを願っております。」
後藤木材株式会社 代表取締役社長 後藤 栄一郎氏
「日本の森林資源を、カスケード的に、余す所なく、繰り返し利用する、サーキュラーエコノミーを体現する可能性を感じ出資させていただきました。そして、何よりも、伊勢崎社長を初め、皆さんの仕事への愛着、エネルギー、そして今の事業にたどり着くストーリーに一貫性を強く感じております。」
シンニチ工業株式会社 代表取締役社長 木下雄輔氏
「事業を通じて社会に貢献し、持続可能な社会づくりを目指す弊社にとって、同社の「植物廃棄物由来の内装材の開発・活用を通じたサーキュラーエコノミーを確立する」という想いに強い共感を覚えました。同事業分野で企画・ 開発・製造までの一貫体制に強みを有する同社への出資に、弊社の思いも乗せさせていただきました。また、弊社はこれまで自社の廃材に加えて、木材製材店やガラス工事店の廃材を活用したオフィススペース作りなどを推進して参りました。今後、同社との連携では、自社のオフィススペースのみならず展示会の内装分野や廃材を活用したより広い領域での協働可能性を模索できることを期待しています。」
PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000139959.html
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本プレスリリースに関するお問合せは、以下の連絡先までお願いいたします。
株式会社Spacewasp
お問合せ先: pr@spacewasp.net